2014年10月3日
連休中のある日、急遽予定がなくなり1人ムンバイ散歩へ。
まだ行ったことがなかった北の方へ。
ムンバイ半島の北にはSanjay Gandhi National Parkという国立公園がある。
自然保護区域に指定されていて104 km2という広大な森の中にヒョウやシカ、サルといった野生動物が暮らしている。
敷地内には石窟寺院もあり、メインの観光スポットとなっている。
家があるChakalaからはメトロと電車を乗り継いで30分ほど。
12時過ぎには公園の入り口に到着。
入り口で入場料Rs.36を支払い入場。
公園内はとにかく広いが、なんの下調べもしないまま出てきてしまったので、公園内の移動方法がわからない。
どうやらみんな自分の車で公園内を移動しているみたいだ。
徒歩の俺どうしよう。と思っていると、インチキおじさん登場。
俺が車で全部案内するぜ!と怪しい笑み。
そこまで悪い人ではなさそう。
しかし値段を聞くとRs.950。入場料のRs.36を払った直後。すごく高く感じる。
悩んだが、結局彼の車に乗ることに。
初めてだし、ガイドもしてもらおう。
公園内はバスでも移動できるらしい。市内をよく走ってる赤いやつ。
レンタサイクルもあったが気温は34℃。
彼の車(エアコン付)に乗り込み、ジャングルのような森を走る事10数分。
最初の目的地Kanheri cavesに到着。
ここは大きな岩山を削って作られた立派な寺院群。
紀元前1世紀から作られ始めた石窟群。その数109。
よくもまぁこんな硬い石を削ったな。
ジャイナ教の寺院ではちょうどお祈りをしているところ。
貴重なものが観れた。
岩山の全体に石窟が広がっていて、それらを歩いて見る。
天気も良く気温も高かったので汗だく。
岩山の上まで登ると景色は最高。
ガスっているので見渡しは良くないが壮大。
ここに石窟群を作った理由はこれだろうな。
ひとしきり歩き回り、次のサファリゾーンまで移動。
自然保護区に指定されているだけあって道にはあまりゴミが落ちていない。
売店でポテチを買っても紙袋に入れ替えられてビニール袋は店が捨てている。
しかし意外にも公園内には人が暮らしている。
自然保護区の国立公園内なのにいいのか。
家はいわゆるバラック。自然保護区なので電気も水道もない。
たまにヒョウの被害もあるそうだ。ものすごい地元愛。
サファリゾーンに到着。
売り場でチケットを購入し、バス乗り場に並ぶ。
チケット代はRs.61。約100円。この安さは逆に怖い。
ほどなくして金網で覆われたバスが到着。
特別に助手席に乗せてもらい出発。
サファリゾーンは大きく2つ。
ライオンゾーンとトラゾーンに分かれている。
それぞれフェンスで囲われているが、フェンスより中の木の方が高い。
この辺りを歩き回る勇気はないな。
まずはライオンゾーン。
入り口はフェンスの扉が二重になっている。
ライオンが簡単に外に出ない仕組みだが、完全な手動だ。
細いアスファルトの横はすぐに深い森。見渡しは良くない。
車幅ギリギリの道を危なっかしく進むと第一ライオン発見。
道のすぐ横で寝ている。
森の中のライオンは初めて見た。
悔しいほど写真には写らないがやっぱり興奮する。車内も興奮状態。
この雑な感じが逆に自然に近い感じがする。
写真撮影会が終わり、バスが走り始める。
次はどこだろうとワクワクしているとさっきの二重扉の入り口に到着。
ライオンはあれだけか。
続いてトラゾーン。
こちらも同様に入り口は二重だが、片方の扉が開きっぱなし。
ただの一枚の手動扉になっている。大胆だ。
ライオンゾーンからトラゾーンまでの移動中、外を歩いてる子供達とすれ違ったが、あの子達は大丈夫なのか。
トラゾーンに入り、森の中を進むがなかなかトラは出てこない。
少しするとバスが大きなフェンスの前で止まった。
フェンスで覆われたトラゾーンの中に、またフェンスで覆われた場所がある。
その中にトラがいた。
金網で覆われたバスの中からフェンス内のトラを見る。なんかややこしいな。
きっと普段トラはフェンスの外にいるんだろう。
じゃないとサファリじゃない。
しかしながらトラの姿には興奮。
大きなホワイトタイガー。想像の2倍ちかくあった。
人間なんて一発だな。
全員が写真を撮り終えたタイミングでバスが出発。
嫌な予感がしたが、やはりそのまま出口へ。
時間にして30分足らず。サファリは無事終了。
文句はない。100円だし。
そのにも公園内に観光用列車が走っていたりと見る場所はあるらしい。
しかし今日はここまで。
暑さもあるが、それ以外にも変な疲労感がある。
トータル楽しかった。
もの凄く暇になったら また来よう。
⬇︎クリックしていただくとこのブログが少し元気になります。
にほんブログ村